【台北市内バスの乗り方】~初心者でも楽ちん♪~

2019年4月7日

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台北市内のバスを制する者は台北の交通を制す!


台湾の台北はバスでの交通網が非常に発達しています。
使いこなせれば捷運(地下鉄MRT)よりも便利だと思います。
地下鉄よりもバスの交通網が発達している理由の一つは、
地下鉄は1996年の開業で、わずか20年弱と歴史がまだ浅く、それまで交通を担っていたのがバスだったからです。
現在では台北駅と桃園空港を結ぶMRTも開業して空港へのアクセスはとても便利になりました。それでもMRTと今回紹介するバスを両方利用する事で台湾台北への旅行が効率良く、時間を有効に活用できるようになります。是非バスも積極的に活用してください。(今回は台北市内の主にNo.1000以下のバスについての記事です。)
また台湾では、バス停で待っていて、乗りたいバスが来たときは必ず手を挙げて乗る意思表示をしてバスを停めて下さい。そうしなければバスは停まりませんよ。日本の場合はバス停で待っていればバスは自然と停まりますが、台湾は停まりません。
台湾(特に台北)では1つのバス停に複数のバスが停車する為、だと思われます。

台北のバスを利用するまでの障壁とは…?

これほど便利な交通網を使わない手はない!せっかく台湾に来たのだから乗ってみたい!・・・と思うのですが、初めてだと乗る勇気が出ませんよね。その勇気を減退させているのは次の2つではないでしょうか?

【その1】 運賃は・・・?

バスに乗ったのは良いけど運賃がいくらか分からない。運転手に聞こうにも言葉がしゃべれない。だからバスは使わない。

【その2】 どこからどこまで行ける・・・?

どのバスに乗れば目的地に辿り着けるか分からない。運転手に聞こうにも言葉がしゃべれない。だからバスは使わない。

大体この2つではないでしょうか?この障壁を取り払ってくれるのが悠遊カードとスマホです。ということで

台北のバスを攻略するのに必要なのは・・・

1. 悠遊カード(ようようカード・日本でいう『Suica』や『ICOCA』)
2. スマホ


この2つのみ!この2つさえあれば問題ありません。快適な台湾旅行がお楽しみ頂けます。スマホはもちろんデータ通信できるようにFreeWi-Fiに登録しておくか、旅行者の方はモバイルルーターをレンタルすることをお勧めいたします。この2つがあれば、バスに限らず交通手段の経路・運賃検索も楽ちん楽勝です!


悠遊カードで乗車運賃を支払いましょう!

悠游卡_本体
台湾・台北の鉄道・バスのプリペイドカード。日本でいう『Suica』『ICOCA』にあたる。


料金が分からなくても大丈夫!自動で過不足なく支払いを済ませてくれます。
乗車前にはチャージを忘れずに。
チャージ方法や悠遊カード購入方法が分からない方は下の記事にまとめましたので参考にして頂ければ幸いです。


【バス運賃の支払方法】

台北_バス_支払場所2
この白い部分に『悠游卡(よーよーカード)』をかざして「ピピッ!」と支払い完了。
台北_バス_支払場所1
設置場所は”運転席わき”と”車体中央の下車口付近”の2か所にだいたい設置されている


とても簡単。バスの運転手座席脇の機械、または車内中ほどの出口付近の機械に悠遊カードをかざすだけ!「ピピッ!」と音が鳴ったら支払い完了の合図です。機械の画面にいくら引かれたか、と悠遊カード内の残額が表示されます。

【いつのタイミングで支払うか】


どのバスに乗るか、またはどこのバス停から乗るかによって変わります。支払のタイミングは次の3つです。


台北_バス_支払タイミング_上車時
乗車時に【上車収費】なら、乗車時に運賃支払い
台北_バス_支払タイミング_下車時
【下車収費】と表示されていたら、下車時に運賃を払う


① 乗車時 →【上車収費】と表示
② 下車時 →【下車収費】と表示
③ 乗車時と下車時 → 長い区間の利用の場合、乗車時と下車時に支払う
※バスNo.1800、1900、9000台(長距離バス)は台北市内バスとは少し違います。【上車収費】等の電光掲示板は車内にはありません。基本的に支払は③が当てはまります。

バスに乗ると車内上部に電光掲示板で、乗車時であれば【上車収費】と表示されます。③は比較的長い区間を運行する台北市内のバスにある制度です。バスの始発から終点までを2つの区間に区切り、それを跨いで乗車する場合には乗車・下車時に支払いの必要があります。画像でイメージしてみてください。ちなみにほとんどのバスが1区間/15元です。


目的地までは【Google Maps】で調べるのがオススメ

台北_バス運賃_1区間の場合
GoogleMapでのルート検索結果。バス【No.311】は「双和里」⇔「台大」の17駅区間は1区間の扱いで運賃15元。
台北_バス運賃_区間を跨ぐ場合
GoogleMapでのルート検索結果。バス【No.311】は「双和里」⇔「松山駅」の37駅区間は2区間の扱いで運賃30元。



目的地まではアプリ『Google Maps』を活用しましょう!海外でも経路検索はもちろんできます。「バスのナンバー」「目的地までの料金」「バス停の名前」までも一挙に調べることが出来ます。『Google Maps』の活用法については下の記事にまとめましたので参考にして頂けますと幸いです。


GoogleMapの活用にはインターネットに接続する必要があります。モバイルルーターのレンタルかFreeWi-Fiの登録は必ずしてください。


台北バス_支払規定2
台北バスNo.74の運賃例。このバスは1回の全区間1回の支払いでOK。
台北バス_支払規定2
台北バスNo.605の運賃例。【二段票】という文字がありますが、これは2区間を乗る方は2回(乗・下車時)支払うという事です。

まとめ と おまけ

台北_バス_下車ベル
バスから下車するときは【下車鈴ボタン】を押しておりましょう。



これで中国語が話せなくてもバスに乗れます。目的地までも行けます。基本的な乗車や下車の仕組みは日本と変わらないので安心です。(※ただし冒頭にも書きましたが、乗りたいバスが来たら必ず手を挙げてバスの運転手に乗る意思表示をしてバスを停めて下さい。私は以前、台湾に暮らしていたことがありました。待っていたバスが来て、腰かけていたベンチから立ち上がったのですが、バスは停まらず直進していった、とても悲しい経験があります(笑)。)


バス停には電光掲示板が多く設置されており、どのバスが何分後に到着するかも表示されています。ちなみに台北市内のバス料金はほとんど「1区間/15元」なので、もしGoogleMapの検索結果で料金が30元と出たら「2区間/30元」という意味なので、必然的に【乗車時&下車時】にお支払いして下さいということになります。
※長距離バス(会社名「國光客運」など)は1区間は15元ではありません。これもGoogleMapで検索すると運賃が表示されますのでご確認を。
※困ったときは、乗車時・下車時の両方で悠遊カードをかざして下さい。自動的に正確な料金だけを徴収してくれるはずですので。


台北_バス停_GoogleMapのアイコン
GoogleMap上でのバス停のアイコンはこちら。
台北_バス停_GoogleMapでアイコンタップ時_詳細
アイコンをタップすると詳細が表示されます。そこのバス停には何番のバスが停まるかなど。


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