【Excel】2つ以上の条件(検索値)に合致するデータを引抜く

通常、何かのキーワード(検索値)を起点にデータを引抜くには

VLOOKUP関数
INDEX関数 + MATCH関数
XLOOKUP関数

などを用いますが、指定できるワード(検索値)は通常1つです、
これを    工夫することによって2つ以上の検索値でもデータ検出を
行えるようになります。
 

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★「文字列の結合」を利用する

Excel_複数条件でVLOOKUP_1
「埼玉店+リンゴ」の販売数を引抜くにはどうすれば良いか?

VLOOKUPなどで
2つ以上の検索値でもデータ検出を行えるようにするには文字列の結合を利用します。
具体的に、例えば、↑の画像を例題として店舗別の果物売上表があったとして、

埼玉店のリンゴの販売数を引抜く

とすると、まずは【店舗名】+【商品】の文字列を結合した項目を表に
【検索値】として追加挿入します。
 

Excel_複数条件でVLOOKUP_2
隣の列でも構わないが、ここでは表に1列加える形で【検索値】の欄を増やし、C列全部に『= [店舗名] + [商品]』を記入する

 
次にいつも通りVLOOKUPなどの関数でデータを引抜きにかかりますが、
ここで数式内の【検索値】の項目を

【店舗名(条件①)】+【商品(条件②)】

と入力し、あとはいつも通り数式を入力すれば、
2つ条件でのデータ引抜きが実行できました。
 

Excel_複数条件でVLOOKUP_3
VLOOKUPの検索値項目に『F2&G2』と入力し、 ”埼玉店リンゴ” を検索するように設定
Excel_複数条件でVLOOKUP_4
あとは、いつも通りに記入する。VLOOKUP関数でのデータ引抜きです。VLOOKUP関数は検索値を参照範囲の一番左側に設定しなければならない為、少々不便な印象です。
Excel_複数条件でVLOOKUP_5
XLOOKUP関数でのデータ引抜きです。この関数が今のところ一番やりやすいです。
Excel_複数条件でVLOOKUP_6
INDEX関数+MATCH関数でのデータ引抜きです。次のXLOOKUP関数が使えないバージョンならば、この組み合わせがオススメです
Excel_複数条件でVLOOKUP_7
これで、「埼玉店+リンゴの販売数」のデータは引抜けたかと思います。例題のようなフォーマットでいけば、セルF2とG2に必要な単語を入力する事で、必要なデータを引っ張ってくることが出来ます。


例題は「2つの条件」で実行しましたが、
2つ以上でも可能ですので、
よろしければ、ご参考になさってください。
 

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