【VBA(初歩)】の “=” は “右辺の挿入” の意味
【VBA(初歩)】の”=”はちょっと違った意味合いがあります。
VBAのコードで「=」を用いるモノがありますが、
これは通常の数式の「=」とは異なり、例えば、
Range(“A1”) = Range(“B1”) は
Range(“A1”) にRange(“B1”)の内容を挿入する
と考えるとすんなり行きます。
通常数式で「=」だと「左辺と右辺が同じ」となります。
が、VBAコードですと「左辺に右辺の内容を挿入する」となり、
結果は必ず、「両方とも右辺の内容」になる、という事です。
=を使用したRangeとCellsのコード例を
3つほど、で挙げてみます。
Range("A1") = Range("B1")
Range("A1") = "こんにちは"
Range("A2") = "ABC"
Range("A3") = "123"
Cells(1, 2) = "おはよう"
Cells(2, 2) = "abc"
Cells(3, 2) = "987"
Cells(1, 1) = Cells(1, 2)
Cells(2, 1) = Cells(2, 2)
「=」は「右辺の内容挿入」です
例えば、セル【A1】に『AAA』、セル【B1】に『BBB』という状況で、
同じく『Range(“A1”) = Range(“B1”)』のコードを実行した場合は
セル【B1】が『AAA』とはならず、セル【A1】が『BBB』となります。
数式になれていると、なんだか違和感を覚えますが、
「=」を挿入するという意味合いで「←」と覚えておくと
すんなり頭に入ってくるかと思います。
以上になります。