【SUBTOTAL】可視セルだけを合計する関数

2022年2月10日

Excelでリストを作成して、
フィルターで必要項目を抽出・表示させる際に、
表示された項目のみ合計等できる数式が【SUBTOTAL】関数になります。

広告

【SUBTOTAL】関数

Excel_可視セルのみ合計_SUBTOTAL_2

Excelで、フィルターを掛けた時に、
可視セル(見えているセル)のみ処理する関数になります。

数式の構成は以下のようになっております。

=SUBTOTAL( 集計方法(数字), 参照先1, [参照先2..] )

↑の「集計方法」部分に数字を入れる事により、
その集計用途を使い分ける事が出来ます。

例えば、最もオーソドックスな『合計』に関しては「9」です。
下の画面を参考にしてみてください。
 

Excel_可視セルのみ合計_SUBTOTAL_4
例として可視セルのみ『合計する』となれば、上の数式[ 集計方法 ] の箇所に「9」を入れて、
Excel_可視セルのみ合計_SUBTOTAL_3
「,」で区切ってから、合計箇所を選択してください
Excel_可視セルのみ合計_SUBTOTAL_5
フィルタをかけても、見えているセルのみ合計されました

その他の用途としては下記のように列記しておきます。

「1」…【平均】を求める
「2」…【数値のセルの数】を求める
「3」…【空白でないセルの数】を求める
「4」…【最大値】を求める
「5」…【最小値】を求める
「6」…【積の値】を求める
「7」…【標準偏差】を求める
「8」…【標準偏差】を求める
「9」…【合計】を求める
「10」…【標本分散】を求める
「11」…【不偏分散】を求める

このうち、おそらく「4」「5」「9」辺りを
一般的にはよく使うのではないでしょうか?私自身、【偏差】や【分散】は使った事がありませんが、念のため載せておきます。機械の性能などを検証するのに役立つ関数なのでしょうね。

ちなみに、『「3」の空白ではないセル』を求めるのは案外使えるかもしれません。下記に使用例を載せておきます。リストにまとめてある内容量が多いときに、フィルタを掛けた後、現在いくつの項目が表示されているのか、数えるのに便利です。こんな使用例はいかがでしょうか?

Excel_可視セルのみ合計_SUBTOTAL_6


以上、何か参考になれば幸いです。





広告