【Excel時短術】置換機能を応用して時短、徹底解説!
例えば、登録されたデータの
◆一部分のみを取り除きたい時
◆一部分のみを変更したい時
皆さんはどんな機能を活用しますか?
まさか一つ一つ消したりしてては、時間が掛かって仕方ないです。
今回は「置換機能」を応用して実現できる
時短術をご紹介、徹底解説します。
置換機能とは?
ある任意の文字を別の文字に変換する機能です。
ちなみに、ショートカットキーは
「Ctrl」+「H」
で置換機能を呼び出す事が可能です。
では、実際に具体的な機能を実践していきます。
基本的な機能
上の図セルの「B6」を
「有限会社」→「株式会社」へ変更する事が出来ます。
1.置換を実行したい範囲を選択
2.「Ctrl」+「H」で置換機能を呼び出す
3.「検索する文字列」・・・変更したい文字を記入
「置換後の文字列」・・・変更後の文字を記入
4.オプションは状況に応じて選択
5.「すべてを置換」をクリック
これで文字の変更がなされました。
なお、オプションの機能を少しだけ紹介しておくと、
完全一致だけ変換する
「オプション」をクリックして、
□大文字と小文字を区別して置換する
□セル内容が完全一致するモノだけ置換する
□半角と全角を区別して置換する
それぞれ条件を選択して、
置換する範囲を絞る事も出来ます。
ちなみに、上の図は「セル完全一致」ですが、
完全に一致していないと、どうなるかと言えば…下記の通り置換失敗です。
置換機能を応用して一部分を削除する(追加する)
さて本題の応用編ですが、
置換機能を応用して、セルの一部分を削除します。
セルの内容、一部分を削除する
具体的には、下記の図をご覧ください。
郵便番号の記号「〒」だけを取り除きたい
そうした場合、
・検索する文字列 =「〒」(つまり削除したい文字)
・置換後の文字列 = 何も記入しない(つまり空白)
これで実行すると・・・
綺麗に削除できます!
「何も記入し無い事」=「消す事」 となって
見事、一部分を削除する事に成功しました。
空白(スペース)だって削除できます
データを扱っているときに厄介なのが、
セルに空白(スペース)が紛れ込んでいる事です。
これも置換機能を応用して削除できます。
「C2」には途中に半角スペースが
「C3」には最後に全角のスペースが紛れ込んでいます。
これを削除するには
・検索する文字列 =「(スペース)」
・置換後の文字列 = 何も記入しない
※オプション「大文字小文字の区別」
「完全一致」
「全角半角の区別」は全てチェックしない
これで、スッキリ綺麗に削除できます。
セルに文字を追加する
一部分を削除出来れば、
逆の「追加」も勿論できます。では実践です。
下の図をご覧ください。
先ほど削除した「〒」を、今度は追加します。
・検索する文字列 =「xxx」(対象位置が特定できるように記入)
・置換後の文字列 =「〒xxx」
これで追加が出来ました。
ポイント!
検索する文字列には、置換(変更)となる対象の位置が明確になるように
記入する事!例えば、「x」と記入するだけでは不十分という事です。
下の図はその失敗例です。
例外:「*」を変換する場合
置換操作に関して例外があります。
「*」(アスタリスク)という記号を置換しようとした際には注意が必要です。
これを「検索する文字列」に記入して
置換しようとする際は「~*」としてください。
・検索する文字列 =「~*」と記入し、
・置換後の文字列 = 任意の文字列
※「~」が無いと、内容全部丸ごと置換されてしまいます
上の図でご紹介しているように
四則計算の「×」を「*」と表示する方、
或いは
システムがあり、「×」で表示してもらいたい私としては
苦労した経験があります。
同じように悩んでいらっしゃる方がいらっしゃり、
参考になれば幸いです。
以上です。