【6等分】ExcelでA4用紙を6等分する
【A4用紙を6等分してカードを作る】
なんてことありませんか?
かつ、Wordではなく [ Excelで ] となると、
方法もわからず、どうしたらできるものか…
今回は
【Excel】で【A4用紙】を【6等分】する方法
を記載していきたいと思います。
Excelを6等分する(Excelバージョン2016)
実は非常にアナログ(?)な方法でできます。
※紹介しているのはVer.2016です。
例えば、用紙:縦(6cm)×横(2cm)ならば、
【縦(2cm) & 横(1cm)】の縦ながの長方形を6枚並べる。
上の図は、そんなイメージ兼完成図です。手順は以下になります。
※以下の手順はすべて印刷向きが「縦」のモノですが、横でも基本は同じです。
文字であらわすと次のようになります。
1.用紙のサイズを把握( [A4] or [B4] or …?)
2.Excel表示を[ ページレイアウト ] へ変更
3.余白、ヘッダー・フッターを「0」へ
(※「水平・垂直」も設定すると良い)
4.「列幅・行高さ」を指定
(※A4なら [列幅9.3cm] x 2列 + [行高さ8.56cm] x 3行)
5.列・行の1か所ずつに空欄を入れる
(※空欄は [列幅0.8cm] x 1列 + [行高さ1.0cm] x 2行)
※上の要領で作成したファイルはこちらになります。
お使いのPCでうまく寸法が出ていれば良いのですが、宜しければご参考に。
以降は、実際の作業画面を切り抜きましたので、
図解します。
【図解】Excelを6等分
A4用紙のサイズを把握しよう
A4用紙を6等分するには、
A4用紙の縦・横のサイズを把握し、
※A4用紙:縦(29.7cm) × 横(21cm)
それをExcel上で(cm単位で)等分するだけ
A4用紙のサイズ(他の用紙サイズ)の確認方法は
上のように印刷画像から確認すると良いでしょう。
もちろんA4以外のサイズも調べられますからね。
『ページレイアウト』に設定
方法は2通りあります。
[ 表示 ] → [ ページレイアウト ] をクリックする
具体的には、下の①の部分をクリックする。
あるいは
②の部分をクリックして表示を変えてください。
これで印刷ページ(A4)一枚分がどれくらいの範囲になるか、
一目で分かるので便利です。
余白を調整(無くす)
フッター・ヘッター含めて、余白をすべて「0」にします。
※「水平・垂直」設定もしておいたほうが良いです。
デフォルトは余白がありますので、設定が必要と思います。
これも方法は2通りあります。
[ ページレイアウト ] → [ 余白 ] → [ ユーザー設定 ] をクリック
具体的には、下の①の部分をクリックする。
あるいは
印刷ページから
[ ページ設定 ] → [ 余白 ]から設定
具体的には②の部分をクリックして余白を変えてください。
「余白を0にしないと絶対にできない」か、というと
そうではありませんが、計算しやすいです。
余白「0」設定でも余白は存在する?!
また、たとえ「0」に設定しても、実際は余白はいくらかあります。
※Excelのバージョン2016においては。2019ももしかしたら。
下の図をご覧ください。
これは余白設定ですべて「0」にした際の図です。
実際に①と②で余白が確認できますよね?
実際の余白:
①(縦)の部分 = 約1.0cm
②(横)の部分 = 約0.8cm
8等分する際にはこれを計算に入れる必要が出てきます。
これを踏まえて次は「列・行」の数値を調整します。
「列幅・行高さ」を調節する
それでは縦の列から
細かい数値を見ていきましょう。
下記の図と、説明をご覧ください。
まず、列の幅ですが、
仮に上の図のように【3行 × 2列】で
レイアウトを敷くとすれば、
2列にする場合の【一列の幅】は
★( 21.0cm - 0.8cm × 3 ) ÷ 2 = 9.3cm
★(A4横幅 - 余白3つ分[両端+中央]) ÷ 2列分 = 1列の幅
つまり、
◆9.3cm × 2 + 0.8cm × 3 = 21.0cm
◆2列分 + 余白3つ分 = 21.0cm(A4の横幅)
次に【横の行】について、数値を見ていきましょう。
下の図と説明をご確認ください。
列と同じ具合に考えて、
【一行の高さ】は
★( 29.7cm - 1.0cm × 4 ) ÷ 3 = 8.5666…cm
★(A4縦 - 余白5つ分[両端+各行間]) ÷ 3行分 = 1行の高さ
つまり、
◆8.5666…cm × 3 + 1.0cm × 4 ≒ 29.7cm
◆3行分 + 余白4つ分 = 29.7cm(A4の高さ)
※上の図の数値で設定すると、
例えば、
・1行 = 8.5666…cm → 8.55cm
・1余白 = 1.0cm → 0.99cm のように
若干(0.1~0.2cm)の修正が入るかもしれませんが、
問題ございません。
これで出来上がりです!
あとは印刷でレイアウトを確認してみて下さい。
A4用紙に均等にびっしり敷き詰まっているはずです。
※バージョンは2016です
印刷する際のご注意
印刷する際、sheetの左側の列だけ(1~3枚目)のみの記入ですと、
「水平・垂直」の設定上、↑の画面のように、数字が中央へ寄ってしまいます。
これを防止するためには以下の2つの対策、いずれかを講じてください。
★対策① sheet全体を白色に塗りつぶす
通常の印刷であれば、白色であれば支障はないかと思いますので、
この対策を講じると良いです。
★② 左側の列に空白(スペース)を記入
これまた、印刷しても何も映らないので、
スペースキーを押して空白を入れ込んでください。
①の「シート全体を白色で塗りつぶす」と都合が悪いときなどはお手間ですが
こちらの対策を講じてみてください。
以上になります。