作成したマクロ(VBA)を他の全てのBookで利用する
「作成したマクロを別のBookでも簡単に使えたら…」と
考えている方は、宜しければご覧ください。
具体的には冒頭の画像のようなことです。
これを実行するには
【マクロ(VBA)の保存先を『個人用マクロ ブック』にする】
必要があります。
それでは実際の画面を見ながら進めて参ります。
『個人用マクロ ブック』にコードを保存する
まずは『個人用マクロ ブック』に保存できるように
(簡単ではありますが)以下のちょっとした設定が必要になります。
1.【開発タブ】→【マクロの記録】を選択。
2.マクロの保存先を【個人用マクロ ブック】に設定。
3.何か動作させて【記録終了】を選択。
4.エディターを開き、『VBAProject(PERSONAL.XLSB)』があるか確認
※Excelを閉じる際は「個人用マクロ ブックの変更を保存しますか?」
→【保存】を選択。
これで設定完了です。
以下実際の画面を見てみましょう。
設定が完了したところで、今度は
テストとして、『Book1』で適当なマクロを記録して、
それを『別Book』というブックで実行してみましょう。
いかがでしょうか?
以降は、通常のVBAコード作成と同様に
エディターを開き、プロジェクトエクスプローラーから
『VBAProject(PERSONAL.XLSB)』を探してモジュールの追加、コード記入・・・と試してみてください。
ちなみに、ここでの『別Book』においては
『個人用マクロ ブック』 に保存したコードを使用する際に
特にファイル拡張子をマクロ専用の「.xlsm」にしなくても
使用することができます。
『VBAProject(PERSONAL.XLSB)』自体を削除するには
元々のプロジェクトエクスプローラーには
『VBAProject(PERSONAL.XLSB)』はありませんでした。
今回、『個人用マクロ ブック』に保存先を指定して、
プロジェクトエクスプローラーに『VBAProject(PERSONAL.XLSB)』を
一度表示させると、次回以降も、たとえ『個人用マクロ ブック』に
モジュール・コードが無くても、表示されてしまいます。
もしもこの表示が煩わしければ、以下の手順で削除してください。
1.デスクトップ左下の検索窓・タスクバーの検索ボックスに
%appdata%\ と記入し、検索。
2.[PC → Windows(C:) → Users → (ユーザー名) →AppCata → Roaming → Microsoft → ELSTART →『PERSONAL』] を探す。
3.Excel『PERSONAL』を削除する。
これで『VBAProject(PERSONAL.XLSB)』の表示が消えているともいます。
以上になります。
参考になれば幸いです。